確かな経営支援 まずは原因分析から

実は、平成26年度の中小企業庁が発表されております統計表(倒産の状況 業種別倒産状況)によりますと、業種別で見たときに倒産件数が1番多いのが建設業であるというデータがでています。(以下をご参照ください)

「倒産が多い」ということは、「技術の継承」「後継者の育成」が出来ないということです。現状、高齢化してきている建築業界にとって、業界が抱えている問題が解決に向かうのではなく、さらに悪化していく方向に向かっていってしまいます。

そこで、日本建築業者協議会では、まず、原因・結果の法則に基いて問題を解決し、「希望の未来」を切り開くことを考えました。

ここがポイント!!

■倒産の原因は?       → 「資金繰りの悪化」

■資金繰りが悪くなる原因は? →  ①単価の高い工事を行っている

               →  ②運転資金の融資が断られた

               →  ③健全経営を行っていなかった

このようなことが挙げられます。それぞれについて、解説をしていきます。

 

健全経営は、不健全になる理由を理解することから始めよう。

①単価の高い工事を行うことで、どうしても下請業者等への支払いが先行してしまいます。確かに儲かる現場もあるのですが、資金繰りが悪くなると会社としては儲かっているか、儲かっていないのかが分からなくなります。建築業界はそのような体質の業界であることが否めず、「単価の高い工事」は、辞めようにも辞めることができないため、単価の高い工事を行っていても資金繰りが悪くならない会社経営を志していくことが重要になります。

そして、②運転資金についてです。一般的には「運転資金は借りるものだ。必要なものだ」と認識をしている方が多いのですが、会社が小さなうちには運転資金の融資を受けない体制で経営を推し進めていったほうが、その後成長していく会社が多いようです。(日本建築業者協議会調べ:2017年度)

また、③「普段から健全経営を行っていなかった」ことに関しては、様々な理由があります。社長自身も、現場を覚えてそのまま独立したため経営などを学んだことが無く「何が健全経営で何が不健全な経営なのかを、正直よく理解していない…」という点が1点目です。また2点目としては、顧問会計事務所の先生に恵まれなかった場合、不健全な経営に陥ることが多々あります。

たとえばあなたの会社が赤字になった時、会計顧問先生が「だいたい建築業者さんはそんなものですよ」「今は不況ですから世の中の会社は赤字だって言いますからね」ということを仰られることがあったら要注意と思ってください。経営を全く知らない社長は、その先生の言葉をそのまま信じてしまって、間違った自己を肯定してしまっているという現実も実に多く見てきました。

その上で顧問先生は「銀行からの融資は私が引っ張ってきますから、安心してください」と言って、偽りの事業計画書を書いて銀行融資を引いてくるのです。そのようなことを繰り返すうちに、「お金は借りるのが当たり前、資金繰りの悪い中で、なんとか強い精神力を保って毎日頑張っていくのが会社経営なのだ」などと、一生『苦行の人生』を生きてゆかれる方もいらっしゃいます。また、そのようなレールに乗っているうちに「経営とはよく意味が分からない…、難しいものだ、自分には数字が苦手、、、」とおっしゃられるようになります。
一方で、現実的にしっかりとした収益を挙げている工事店も多くあります。

では、その違いとは、いったいどのようなことなのでしょうか?月例勉強会へ


また、日本建築業者協議会では本部事務局にて「無料決算書診断サービス」を行っております。こちらはどなた様でもお申込できるサービスですのでお気兼ねなくお申込ください。決算書無料診断サービスはこちらへ